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シボ


BLAME! の華

ここまで素敵な初登場のヒロインは他に見たことが無い。まるでキリストのように腕と身体を柱に串刺しにされて腐ってるんですから。パンくわえて曲がり角で激突ではなく、身元特定が困難と思われる腐敗進行状況。

まさに衝撃的な出会いって奴ですよ。この後サナカンが出てくるまで、主要女性キャラの地位を独占します。

しかし、 あそこまで腐っていると肉体はもはや完全に死んでいて繋がってる機械の方が本体かと思いきや、霧亥はその後腐乱死体ごと運んでるし、あの肉体部分にも意味は有るんでしょうね。

頭蓋骨の眼窩からムカデのようなものが這い出してますけどね。しかもその後霧亥髪の毛引きちぎってるし。

□ セリフが一杯あるよー!

霧亥の寡黙さのせいで、やたら喋るキャラのイメージがあるシボさん。名台詞も多いです。

「体が いっぱいあるよ―――! 体が いっぱいあるよ―――!」で明るい笑いを振り撒いたかと思えば

「助けに来たわよ 霧亥」と颯爽と現れる。おいしすぎます。

ちなみに「助けに来たわよ 霧亥」は個人的に一番痺れたセリフです。クラクラしました。あのシボさんでご飯3杯いけます。流し目が最高。

この人のセリフで BLAME! 世界の背景が分かることも多く、あまりに無口なヒーローを補完する存在感たっぷりのヒロイン。

□ 主任科学者

労働者を搾取して繁栄している生電社の主任科学者をやっていた。乾人を使った実験とかもしてたかも。

生電社はその階層内の先進国ともいえる存在で、 BLAME! に登場する勢力の中でも技術力はかなり上の方だと思われる。ただし、重力子放射線射出装置を作ることは出来なかった。

ネットスフィアへの接続も試みているが、これも失敗した。もう一つ達成不可能だった超構造体(メガストラクチャー)の破壊に取り憑かれている。どうも不可能なことに挑戦することが大好きなタイプなよう。

それが直接の原因か分からないが、頭取という生電社のトップに対して反乱を企て刑を執行されていたらしい。

□ 目的

「あたしも一緒に行くからね」とシボに言われた時の霧亥の表情は中々の見所である。では何故シボは霧亥の探索に同伴することを望んだかを考えると

等々の理由からだと思う。超構造体に穴を開けるのはすぐさま成功したので、その後のシボの旅の目的はネット端末遺伝子の捜索にあったと考えるのが妥当だろう。

重力子放射線射出装置に関しては、霧亥からあれを奪おうとしたら殺されるのは確実だし。

この世界の種族は大体ネットスフィアへの接続を渇望している。楽園から追放され、そして追放されたことを知っている種族の悲しみ、みたいな感じでしょうか。珪素生物は自ら出て行った気もするけど。

無理にでも戻ろうとする所がまた人間っぽくていいですね。 まあその楽園は自分達が作ったものなんですから、そうする正当な権利はありますよね。

□ どうしても抑えることが………

シボのページを書こうとして BLAME! を読み直したら「……どうしても抑えることが…… ネットスフィアを見たくて……」という名台詞は、シボのセリフじゃないかと思ったりしたんですよ。

でもね、「どうしても抑えることが ネットスフィア」で検索したら、そんなことは皆さんとっくに考えてたと(あの仮接続申請シーンの青年がセウって事に気づいたのも4回ぐらい読み直した後です)。

ちなみに「どうしても抑えることが」だけで検索すると色んな人が色んな欲望を抑えきれない様子が垣間見れます。

しかし、このセリフはダフィネルとシボどちらのものとしては違和感が無い。「元の君はもう実在しない」という統治局側のセリフも2人とも当てはまるし。ダフィネルはドモチェフスキーに破壊され、シボはセーフガード最上位ユニット不正作出中。

予備電子界という天国の一歩手前みたいなところにシボが現れた時は、統治局はあと数ナノセカンドで脳が機能停止すると発言。仮接続申請の時は「もう実在しない」。

数ナノセカンドにこだわる統治局が「もう」と言うのならば、一度セウの姿が河に消えた後、再び現れた像は、基底現実に存在する知性ではないと考えていいだろう。

□ 機械の中の幽霊

個人的にはあの「……どうしても抑えることが…… ネットスフィアを見たくて……」という名台詞を残したのは、一種のバッファに記憶された一時記憶だと思う。

バッファとは 複数の機器やソフトウェアの間でデータをやり取りするときに、処理速度や転送速度の差を補うためにデータを一時的に保存しておく記憶装置や記憶領域のこと by e-Words

この説明結構しっくり来ませんか? 予備電子界やネットスフィア内の完全に電子化された意識は基底現実に存在する脳の物理的な反応時間に制約されること無く実行されているので、主観時間を数億倍以上に引き伸ばすことも可能。

ネットスフィア内の処理速度に合わせて脳に情報を送り込んだら、多分脳が破壊されるのでは。

ただ、これでは結局どちらの意識のバッファかという謎は解けない……

ダフィネ・ル・リンベガは死に際に最上級のセーフガードユニットデータを盗んだ」の次のセリフが「元の君はもう実在しない」ですからね。

この統治局の言い回しを考えると、わざわざ名前を言った後に「君」という言い方に直しているので、相手はダフィネルじゃないと考える方が自然では? ということはシボ?

いっそのこと 2 人の意識の混成体と思えてきた……

□ 最上位セーフガードユニット

ダフィネルが盗み出したデータがシボの身体を使って基底現実に現れたレベル9. ダフィネルがレベル9 を盗み出した理由は? 死に際の嫌がらせか。

もしくは、自らの意識ををレベル9 に転送しようと目論んだのか。ダフィネルがシボの二重登録を知らないとすれば、最後に生き残るためにそういった行動にとるのは実に論理的だ。

ただ、何故シボの意識がダウンロードされたのか、そしてそのシボの人格がほとんど崩壊していたのは何故か。そして、ドモチェフスキーを躊躇無く破壊しその直後に霧亥の腕を修復したのは何故か。しかもせっかく直した霧亥もろとも階層全体を焼き尽くしたのか。

後のレベル9 の言動を見る限り知性は人間で言うと 2・3 歳程度とみて良さそうだ。だから、全く説明できない不合理な行動を取るんだよ、と考えると楽だから、取り合えずこれでいいか。


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